Microsoft Teams で 課題を作成する方法

Microsoft Teams を大学などの授業で利用する場合、教員が課題を作成し、提出されたレポートを処理し、成績をつける方法などを解説します。(1~4章)

さらに、出された課題に対して、学生がどのようにしてレポートを提出するかについても解説します。(5章)

まず、課題を作成するためには、クラスチームが出来ていなくては利用できません。そこで、初めにチームを作成する方法から解説します。このようなチームが既にできていれば、1章はスキップして2章から読み始めて下さい。

1.チームを作成する方法

クラスチームを作成するためには、以下のようにMS Teamsのチームを表示します。

Fig1-team.jpg

右上の[チームに参加/チームを作成]をクリックします。

Fig2-team-make.jpg

[チームを作成]をクリックします。

Fig3-Class-make.jpg

ここで[クラス]チームを選択しないと、チームができたときに[課題]タブが出てこないので注意します。

Fig3-team-make.jpg

チームの名前を記入して[次へ]をクリックするとチームが作成されます。

次に、作成されたチームに対して、課題を与えてみましょう。

2.課題を作成する方法

課題を作成するには、まず作成されたチームに入ります。

Fig4-kadai-begin.jpg

次に選択されたチームの[一般][課題]タブを選択し、[開始する]をクリックします。

Fig6-kadai-make.jpg

ここで、[作成]をクリックすると、以下のような選択肢が出てくるので、[課題]を選択します。

Fig7-kadai-make2.jpg

まず、以下のように課題の[タイトル]を記入します。(必須)

さらに、課題の他の情報を記入します。 (オプション)

Fig8-kadai-make3.jpg

  • 1つのクラスで複数のクラスまたは個々の学生を選択して、割り当てることができます。
  • 追加の指示を追加します。
  • [リソースの追加] を選択して、リソース(Word や pdf ファイル)を課題に添付します。

Fig10-kadai-make5.jpg

上図のようにWordファイルの場合、「既定設定では学生は編集することはできませ  ん。」、つまり、ドキュメントは読み取り専用になっています。

Fig11-kadai-make6.jpg

各学生が自分のドキュメントを編集できるようにする場合は、[…][その他の添付ファイルオプション] を選択し、[受講者は自分のコピーを編集]を選択します。

Fig12-kadai-make7.jpg

pdfファイルの場合には、以下のように学生が編集できるような設定はありません。

Fig13-kadai-make8.jpg

  • 期限の日付と時刻を選択します。

割り当てのタイムラインオプションの詳細については、[編集] を選択します。課題が学生に投稿されるタイミングと、それが有効になるタイミングをカスタマイズできます。

既定では、終了日は選択されないため、学生は遅れてレポートを提出することができます。

  • この課題に点数を付ける場合は、点数を記入します。 点数は半角でないと記入できないので注意しましょう。ここに、整数および小数を記入できます。

設定が終了したら、[割り当てる]をクリックします。

Fig14-kadai-make9.jpg

これで課題が割り当てられました。

これにより登録されたメンバーである学生の Teams の [最新情報] に課題が出されたことが直ちに通知されます。

あたらに課題を作成する場合には、以下の図の[作成]をクリックします。

Fig15-kadai-make10.jpg

あたらに課題を作成すると以下のような表示となります。

Fig16-kadai-make11.jpg

上記の課題の一つをクリックすると、登録された学生メンバーのレポートの提出状況が表示されます。

Fig17-kadai-make12.jpg

学生からレポートが提出されると状態が「提出されていません」から「提出済み」に変わります。学生が閲覧だけした場合は「閲覧しました」の表示になります。

Fig18-kadai-make13.jpg

3.提出されたレポートを処理する方法

提出されたレポートの内容を見るには上記の対象者の「提出済み」をクリックします。すると、以下のように提出されたレポートが表示されます。

Fig19-report-1.jpg

提出されたレポートが docx の場合、上図のようにレポートを処理するために [アクセシビリティモード][イマーシブリーダー][文書の編集][印刷]など各種の選択肢があります。

ここで[文書の編集] > [デスクトップアプリで編集]を選択すると、自分のパソコンのWordでレポートを添削することができます。

Fig20-report-2.jpg

添削したレポートは[返却]をクリックして、提出者に返却できます。返却済みレポートは「採点対象」から「採点済み」に移動します。「採点済み」には、課題を返却した学生の名前が並んでいて、そこに返却したレポートがあります。また、再レポートにすると「採点対象」に新たに学生からの提出されたファイルの欄が付け加えられ、縦に並びます。

学生が提出したファイルは下図の右の欄に表示されます。ここでは pdf, docx, jpgの3種類のファイルが提出されていることが分かります。それぞれのファイル名をクリックすると、その内容が中央に表示されます。ただし、pdf や jpg ファイルの場合は docx のようなレポートを処理するための選択肢は表示されません。

Fig21-report-3.jpg

ファイルをダウンロードしたいときには、以下のように […] > [ダウンロード]を選択します。

Fig22-report-4.jpg

4.成績を記入する方法

登録されたメンバーの各学生の成績を記入するには、該当クラスの[成績]タブをクリックし、各成績を記入します。このとき半角でないと入力できないので注意しましょう。また、課題が作成されていないと受講者の一覧は表示されません。

Fig23-report-5.jpg

学生に提出されたレポートを返却する場合は[…][返却]をクリックします。

Fig24-report-6.jpg

[返却]をクリックまで、「フィードバック」や「得点」は学生側にそれらは表示されません。

[返却]をクリックすると、「採点対象」欄にあったレポートは「採点済み」欄に移動します。「状態」の[提出済み]をクリックすると学生の提出したレポートを見ることができ、右上の[履歴の表示]をクリックすると、以下のように表示されます。

history

2回返却した場合には、「返却済み」は最後の履歴だけが記録されます。

 [Excelにエクスポート]をクリックすると以下のように、全ての登

録学生の点数が入ったエクセルファイルをダウンロードすることができます。

Fig25-report-7.jpg

Teamsに成績を記入しないで [Excelにエクスポート]をクリックした場合には、登録した学生の名簿だけがダウンロードされるので、そのファイルに成績を記入してもいいでしょう。

5.レポートを提出する方法(学生用)

Teamsのメンバーである各学生は Teams の [最新情報] の通知により課題が出されたことを直ちに知ることができます。このとき、課題が出されたクラスの[投稿]タブを表示すると以下のようにAssignments (課題)が提出されていることが分かります。

Fig27-report-8.jpg

出された課題の内容を見るためには [View assignment] (課題を見る)をクリックします。

Fig28-report-9.jpg

出された課題に関するレポート作成が終了したら、上図の[作業の追加]をクリックします。すると下図のような画面が表示されるので、提出すべきファイルを、右側の欄に表示されているファイル、または[このデバイスからアップロード]をクリックして表示されるファイルから選択し、アップロードします。

Fig29-report-10.jpg

以下のように表示されたら[完了]をクリックします。

Fig30-report-11.jpg

学生が提出するレポートファイルには、ファイル名として 学籍番号、氏名、課題番号、課題名などの情報を付けておくとわかりやすいでしょう。(例:12345678神戸美風-課題12.docxなど。ただし、教員の指示に従いましょう。)

これで課題レポートの提出が完了しました。

もし、提出したレポートを取り消したいときには、以下のように[提出を取り消す]をクリックします。

Fig32-report-13.jpg

以上

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